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  第52回創展秋季展を振り返って     2018・10・6

9月27日から10月5日迄、上野の東京都美術館で開催されました第52回創展秋季展が盛会の内に終了しました。来場されたお客様も3400余人と年を追って急速に増加傾向にあり、誠に喜ばしいことです。一般公募の応募作品も多く、見ごたえのある作品が毎年増えつつあります。

第48回展から会は入場無料に踏み切りました。そもそも公募展の存在は作家が作品の発表場所としてその会を選び、或いは公募に応募して、多くの美術愛好家にその作品をじっくりと観賞してもらう事から成り立っているのですから、会は自由に大きく扉を開いて作品の出品も鑑賞にも妨げになる垣根を取り払うことが第一であると判断しました。

結果的に、来場者は増加し昨今のインバウンド観光客増加のお陰でしょうか場内は外国人の来場者も多く目立つようになり、彼等の作品に対する反応を見るのも興味深いものでした。

今回の52回展には従来のジャンルに加えシャドーボックス(立体工芸作品)約20点を入選と致しました。これは絵画と言うより工芸であり、従来、創展には工芸部門が存在していた時期もあり、自由闊達な芸術活動を標榜する会の理念には抵触しないと判断した次第です。作品の完成までには、誠に精緻な創作過程を踏み、完成まで6か月から1年を要する作品も多く、今回の出品者の多くは指導者、先生クラスの作家達ですので多くの鑑賞者の注目を集めました。50回記念展から紙絵のジャンルを取り入れて参りましたが、これもなかなか良い作品が多く好評で、ご来場者に大いに鑑賞のお楽しみを頂いているのではないかと思って居ります。今後、会は新しいアートに真摯に向かい合ってジャンルの多様性を尊重して参りたいと思って居ります。今後共、皆様に楽しんでご鑑賞頂ける創展を目指して参りますので、是非、これからも創展を宜しくお引き立てください。

今回の出品作品139点の中から最高賞文部科学大臣賞に輝いたのは会員の岸さんの”初夏のサンルーム”(イタリア山とブラフ18番館)が決定しました。ご存じの方も多いと思いますが、横浜山手の古い洋館ブラフ18番館がモチーフです。当時、珍しかった、オーストリア貿易商の館のサンルームと周囲の木立の風景が岸さんの絵心を刺激して秀作が誕生したのだと思っています。

岸さんは前々から会では注目されていた作家ですが、今回の作品は実にすがすがしい空気感を持つ建物と緑溢れる風景で構成された秀作です。若き日、デザイナーを志し、神奈川工業高校の工芸図案科をご卒業後、東芝のデザイン部を振り出しに1975年独立されご自身で工芸設計事務所を立ち上げられ、神奈川デザイン協会理事、県庁非常勤職員などを歴任され、神奈川デザイン機構では松前東海大学学長の元で副理事長を務められ、神奈川県のデザイン関係者の相談役指導役をされた経歴の持ちです。

第52回展も個性的な作品が多く、創展賞に輝いた萬さんの” Free ”会員努力賞の川口さんの”秀冷”課題優秀賞”夢に向かって”の清水さん、クリチック賞の石井さんの”入口・出口”等それぞれの作家(日本画も洋画もミクスト画も紙絵もシャドボックスも、理事も会員も準会員も会友も一般公募に応募された作家も)ご自身に内蔵する絵画芸術観を自由闊達に如何なく発揮された結果、今年も、会場の雰囲気は創展ならではの個性溢れるドラマチックで楽しい創展ワールドを実現しました。

創展52年の歩みは着々と前進しています。古きも新しきも、何等にもとらわれず切磋琢磨して自由闊達な芸術運動を今後共美術愛好家の皆様と共に推進して参ります。                     

      

                       創作画人協会会長 森 務

 


                       

文部科学大臣賞 水彩画

■作品名 :

初夏のサンルーム

岸 弘明

 

         会場風景

         表彰式

 

 

 

 


 
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